会社の道具化する日本の社員

近年大きく成長を遂げる日本企業。

これには深い闇がある。

社員が飼い殺しにされているのだ。

過重労働、残業代未払、名ばかり管理職、主にこの3つが目立つ。

まず過剰労働。

最大残業時間は月45時間、年間360時間と定められている。

しかし、現実でそれは守られていない。月100時間を超える残業を命じられていたり、その残業を隠蔽している企業はザラにある。

そして残業代未払い。

法律違反に該当する残業は報告できないので必然的に残業時間に値する代金は支払われない。残業に対して全く代金が支払われないケースも少なからずあるのが現実である。

さらに深刻な問題は名ばかり管理職の使い捨て。

「管理職には残業を支払わなくて良い」この使い勝手の良さを会社は見逃さない。残業代のいらない管理職に残業をさせようというものだが、限度を超えるような報告が多々されている。

某飲食チェーン店の新店舗を新卒3年目で任される。それだけだと評価されて抜擢されたのだと思うが、いざ店に入るとバイトはほとんどいなく、社員は自分一人。バイト募集をしても会社から賃金がでない為簡易に雇うことができない。そうなると残された選択肢は1つ。店長である自分が休まずに働くしかないのだ。

この話の場合家に帰れない日々が続き、「車で仮眠をとって毎日職場に行っていた」という。残業時間は約160時間にも昇りっていたというが残業代の支払いは一度も無かったそうだ。さらには減給されるという事態に堕ち入った。しかし、役職の束縛から逃れられることはできなかった。

最終的に本人は重い病になるまで働かされるという最悪の事態に堕ち入ってしまった。

今回話したような内容の報告は多々あり、裁判で有罪になっている件も少なからずあります。さらに、過剰労働が原因で死に至ってしまったというケースもある。

このように社会の闇は深い。まだまだ表に出ていない隠蔽されているものは数知れずある。会社の道具化される社員が増加している現状を知って今から就職する若者も沢山の情報を基に慎重に選んで欲しい。